Run Farther

起業を目指すサラリーマンが綴る勉強・読書・事業・サーフィン・釣りの記録

世界でたたかう英語

こんにちは.じょいさんです.

 

あけましておめでとうございます.2020年初の投稿でございます.

今年もあっという間にすぎてしまうと思うので,どんどん新しいことにチャレンジして良い一年にしたいと思います.

 

今回も読書記録です.

 

「世界でたたかう英語」という本なのですが,簡単に内容を説明すると,OracleやEMC,Appleの日本法人で役員として活躍してきた著者が,Global Headquarter(本書だと全部米国)の上司との折衝や説明の場面でどのような英語の説明でその場を切り抜けてきたかを紹介し,それに対してネイティブスピーカーである共著者が伝えたい内容に正確に修正した内容を紹介するというものです.

 

実際に存在した場面,中でも今を輝く世界的な企業のトップ活躍した著者が使用した英語を紹介しているので,ビジネス英会話としては実践的でありとても勉強になりました.

また英語という題材を抜きにしても,業界トップの会話の内容の一端に触れることができるという点でもビジネスパーソンは読む価値があると感じました.

 

しかし,読み物としての仕上がりには少し気になった点もあるのでご紹介します. 

 

  1. 著者の英語にほとんど大きなミスがなく,反省記というほどのミスがない
  2. レイアウトが非常に見づらい

 

まず1.ですが,本書はサブタイトルで「アップル・ジャパン前社長のポンコツ英語反省記」と銘打ってあるのですが,ポンコツというほど大きな間違いを話しているわけではなく,ネイティブスピーカーの修正というのも単語をこれに変えたほうが良いとか,これこれのフレーズを付け加えると良いといったこうすればもっとよくなるという観点が

ほとんどです.

つまり,当たり前なのですが著者は外資系企業で長らく活躍しているだけあって我々一般市民(個人差はもちろんありますが)が共感できるような間違いがあまり書かれていません.

そういう意味では勉強にならない方もいらっしゃるかもしれません.

 

次に2.についてです.

1パートは「①著者が伝えたい日本語→②実際に話した英語→③共著者の修正」という構成をとっているのですが,読者として見たいものは②と③の比較です.ですがこれがとても見にくい.

②の途中でページをめくることになり,③と比較をするのにページを行き来するというレイアウトになっているパートが散見されます.

 

以上感想でした.

最後に少し文句を吐いてしまいましたが,内容はとても勉強になるのでグローバルな現場で活躍したい方は一読してみてください.